モノづくりを通じたCSR

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基本方針

変化に対応し、次世代のコアとなる事業の礎を創出します。

CSRに対する基本的な考え方

当社グループは、事業活動を通じて社会の課題を解決します。我々の使命は、「社会が何を求めているか」、「社会の成長にどう寄与するか」、を考え、事業として実践していくことです。当社グループは「モノづくり」の会社です。社会の課題を解決する「モノづくり」を通じて、「社会」と「会社」の相互成長の関係を築き上げてまいります。
事業活動を行う上で、お客さま、お取引先さま、従業員、株主・投資家、地域住民の方々など、ステークホルダーの皆さまへの取り組みは不可欠です。当社グループは、ステークホルダーの皆さまとの対話を通じてCSR活動に取り組んでいます。当社グループの事業活動はステークホルダーの皆さまのご理解・ご協力のもとに成り立っていることを十分に自覚し、今後もCSR活動を続けてまいります。

研究開発体制

当社では、グループ各社の業績に寄与する新技術・新製品の開発を担うべく、R&Dセンターを設置しております。R&Dセンターはその研究内容により、「高エネルギー研究所」・「環境エネルギー研究所」・「ライフサイエンス研究所」・「新材料技術研究所」の4部門に分かれており、それぞれが次世代の柱となる事業を創出すべく、研究活動に取り組んでいます。また、研究により得た技術や知見を保護するために特許知財グループを設けています。
上記研究所に加え、市場情報や顧客ニーズの収集といったマーケティング機能と、各研究テーマの方針を提案するプランニング機能を担う開発企画室を立ち上げました。
この開発企画室を中心に、情報収集やロードマップの構築を行い、市場状況に即した研究開発を進めていきます。

研究開発体制図

色素増感太陽電池用電解液

色素増感太陽電池用電解液

環境エネルギー研究所では、次世代エネルギー分野における取り組みの一つとして、色素増感太陽電池用電解液の開発を行っております。
色素増感太陽電池(DSC)とは、低照度・可視光域光源下において、既存のシリコン系太陽電池よりも高効率な発電ができる光発電素子です。その特徴から、IoT市場の立ち上がりと共に、可搬型小型デバイスの主電源として注目を集めています。
DSCの構造において重要となるのが電解液です。全固体の太陽電池とは大きく異なり、光発電した電気を、電解液を介して輸送するためその性質はDSCの性能を大きく左右します。しかし、従来の電解液では沸点の低さや強い毒性といった、主に安全性の面で課題が残っていました。
この課題を解決すべく、今回当社は高い沸点、耐熱性を有しつつ毒性が低いスルホン系溶媒を新たに見出し、使用する成分も含めてオリジナル組成の電解液を完成させました。IoT分野で発電素子としてDSCを用いる場合、それは人々の生活に密着した様々なシーンでの使用が見込まれることから、高い安全性が必須の性能として求められます。その点において、発電素子中の電解液が気化して膨張する、漏れ出した電解液により疾患を受ける、といった、実用に際してのリスクを低減できる電解液へのニーズは非常に高まると予想されます。
さらに、電解液量産技術の開発も進めており、従来ドライルームが必要であった製造工程を見直し、一般の環境でも製造可能な技術を新規開発いたしました。
この電解液の開発を通じて、室内光を用いたエネルギーハーベスト技術の発展に寄与し、持続可能な社会を目指します。