交通事故の二次災害を防止する信号用火工品。
交通社会の安全に貢献しています。
人と物の流通を支える車と鉄道。私たちは化薬メーカーとして永年培ってきた技術とノウハウを活かし、自動車用緊急保安炎筒、道路作業用および鉄道用信号炎管の技術開発、製造、販売に取り組んでいます。
信号用火工品は、夜道や雨など視界の悪い状況下で起きた事故や車両故障からの二次災害を防ぎ、人命尊重の面から社会に大きく貢献しています。
また、化学物質の危険性評価試験の受託業務にも国内で初めて着手し、今後ますます増える化学物質の取扱安全、プロセス安全の向上に貢献しています。
自動車用緊急保安炎筒
スーパーハイフレヤー5
当社のスーパーハイフレヤーはJIS規格以上の性能を有し、国内外自動車メーカーの純正部品として厳しい品質基準をクリアしたトップシェアを誇る製品です。
(全て自動車には道路運送車両の保安基準、第43条のニで、非常用信号用具の装着が義務付けられています。また、車検時の検査実施要領では「自動車用緊急保安炎筒」はJIS規格品乃至はそれと同程度以上の性能を有する事と定められています。)
製品
スーパーハイフレヤー5(JIS D-5711) | |||
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燃焼時間 | 5分以上 | 火薬量 | 約76g |
光度 | 160カンデラ以上 | 寸法 | φ27mm×130mm |
有効期限 | 製造後4年 | 出荷単位 | 50本 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第二百三十七号 適合品 |
使用方法
-
STEP1
日頃から取付場所を確認する
-
STEP2
ケースをひねりながら抜く
-
STEP3
キャップの擦り薬で点火する
-
STEP4
発炎
Q&A
- どのような場面で使用するのでしょうか?
- 高速道路でパンクや燃料切れで緊急停車をした時。
- 踏切で脱輪や動けない状態になってしまった時。
- カーブ等の見通しの悪い個所で故障等を起こした時。
- その他、気象状況悪化による視界不良下で緊急事態が発生した時。
- なぜ発炎筒は車載されているのでしょうか?
- 当初は、踏切事故防止を図る目的で非常用信号用具の装着が義務付けられましたが、現在はそれに加え道路上、特に高速道路上における自動車交通事故防止での用途に多く使用され、多大な効果をあげています。
- 非常用信号用具の装着義務は道路運送車両法保安基準第四十三条の二に明記されています。
- 発炎筒は実際の使用面で性能的に優れていることが認識されほとんどの自動車メーカーが採用しています。
- 発炎筒は運転中に発生した故障、事故等の緊急事態を第三者に伝えるために必要なアイテムです。
- なぜ発炎筒には有効期限があるのでしょうか?
- 確実な性能を維持するため有効期限4年(JIS D-5711)と定められています。(期限切れになりますと劣化が進み点火しないことがあります。)
- 車検時における発炎筒の検査基準は?
- JIS D-5711「自動車用緊急保安炎筒」の規格またはこれと同程度以上の規格の性能を有しない発炎筒は交換の対象となります。(JIS D-5711では有効期限を4年と明記しています。)
- スーパーハイフレヤーの性能は?
- 5分以上燃焼
光輝の強い赤色炎を5分以上確実に燃焼します。 - 視認性
160カンデラ以上の光輝を発するために昼間でも600m以上、夜間では2km以上も先から確認できます。 - 耐候性抜群
JIS規格品質基準の風雨下(18m/秒、50mm/時)の条件を余裕をもってクリアしています。 - 優れた安全性
振動、耐熱、落下のJIS規格品質基準を全てクリアしています。
- 5分以上燃焼
- 交換はどのようにしたらよいのでしょうか?
- 発炎筒は保安部品ですので、車検時のチェックで有効期限が次回の車検までない場合には交換をしてください。ディーラー・自動車指定工場・認証工場にて交換できます。
緊急脱出用ガラス破壊具付き自動車用緊急保安炎筒
スーパーハイフレヤープラス+ピック
スーパーハイフレヤープラス+ピックは自動車緊急保安炎筒に緊急脱出用ガラス破壊具が付いたものです。
事故等で自動車のドアが開かなくなり、車内に閉じこめられた場合に、サイドガラスを割って、車内から脱出する際に使用します。
特長
右利きの女性が左手でも簡単にサイドガラスを割ることができます。
従来の発炎筒設置場所(助手席の足元)に設置できるため、取付場所や格納場所に困ることはありません。(ブラケットの形状により取り付けできない場合があります。)
使用方法
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STEP1
サイドガラス内側からピックの先端をガラス面に対し垂直にあてます。
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STEP2
わずかな力でピックがガラス面にあたった瞬間にガラスが破壊されます。
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STEP3
割れたガラスを取りのぞき、車内から緊急脱出することができます。
道路作業用信号炎管
ロードフレヤー15/ロードフレヤーシリーズ
当社は1971年に燃焼時間15分の一挙動式発炎筒を開発しました。(業界初・特許取得)
特に一挙動式点火と燃焼中の煙が少なく、有害なガスの発生も極めて微量であり、高速道路上の事故処理やメンテナンス等でその視認性と使いやすさから、現場より絶大な信頼をいただいております。
特長
最大の信号効果
キャップをひねり、引き抜くだけの簡単操作。火炎は昼間で600m以上、夜間なら2km以上先からも確認できます。
当社実測値によるものです。
反射鏡やレンズなどをしないので360度、どこからでも炎が確認できます。
市販の緊急保安炎筒の3倍、15分間燃焼しますので、事故処理に最適です。またジョイントを利用してさらに長時間連続燃焼ができます。(ロードフレヤー15JA・15JB)
その他、短時間用として5分燃焼品(ロードフレヤー5AR)もございます。
風速18m/sec、50㎜/hの気象条件下でも正常に燃焼します。
製品
ロードフレヤー5AR(転がり防止リング付) | |||
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燃焼時間 | 5分以上 | 火薬量 | 約128g |
光度 | 200カンデラ以上 | 寸法 | φ32mm×173mm |
有効期限 | 製造後1年 | 出荷単位 | 50本 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第五百四十七号 適合品 |
ロードフレヤー15AR(転がり防止リング付) | |||
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燃焼時間 | 15分以上 | 火薬量 | 約323g |
光度 | 200カンデラ以上 | 寸法 | φ32mm×284mm |
有効期限 | 製造後1年 | 出荷単位 | 50本 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第五百四十七号 適合品 |
ロードフレヤー15JA | |||
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燃焼時間 | ジョイント接続により25分以上 | 火薬量 | 約323g×2本 |
光度 | 200カンデラ以上 | 寸法 | φ32mm×284mm |
有効期限 | 製造後1年 | 出荷単位 | 25組 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第五百四十七号 適合品 |
ロードフレヤー15JB | |||
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燃焼時間 | ジョイント接続により25分以上 | 火薬量 | 約323g×2本 |
光度 | 200カンデラ以上 | 寸法 | φ32mm×284mm |
有効期限 | 製造後1年 | 出荷単位 | 25組 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第五百四十七号 適合品 |
ロードフレヤー15JA・15JBの正しい使い方
ジョイントでロードフレヤーを繋いで連続燃焼できます。
見通しの良い高速道路上での長時間作業などに適しております。
ジョイント上部の穴にロードフレヤー15を差し込み、立てる事ができ、路面損傷もほとんどありません。
またこのジョイントの材質は薄いポリプロピレン樹脂を使用していますので、使用後は何も残りません。
使用方法
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STEP1
キャップと紙筒を両手で握る
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STEP2
キャップをわずかにひねる
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STEP3
キャップを一気に引き抜く
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STEP4
発炎
道路作業用緊急保安炎筒
ハイフレヤー5MTS
道路作業用緊急保安炎筒は主に高速道路上の巡回作業及びメンテナンス作業で初期道路規制を行う時の危険防止の目的で開発された製品です。
性能はスーパーハイフレヤーと同様で機能性(転がり防止、連結燃焼、自立燃焼)、経済性を重視した煙量の少ない発炎筒です。
特長
火炎は昼間で500m以上、夜間なら1km先から確認できます。
当社実測値によるものです。
反射鏡やレンズなどを使用しないので、360度どこからでも炎が確認できます。
製品
緊急保安炎筒5MTS(煙少品) | |||
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機能性(転がり防止・連結燃焼・自立燃焼)を重視し、燃焼時に発生する煙量の少ない発炎筒です。 | |||
燃焼時間 | 5分 | 火薬量 | 約75g |
光度 | 150カンデラ | 寸法 | φ22mm×190mm |
有効期限 | 1年 | 出荷単位 | 100本 |
適用法規 | 火薬類取締法平成九年通商産業省告示第二百三十七号 適合品 |
転がり防止付きとスタンド付きを揃え、どちらも繋げて長時間連続燃焼が可能です。
鉄道用信号炎管
信号炎管 携帯用・地下鉄用
JR・私鉄の運転手、踏切業務員等が常時携帯する発炎筒でロードフレヤー同様に一挙動で点火できます。筒底の磁石でレール上に立てて使用できるようになっています。
製品
訓練用信号炎管 | |||
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燃焼時間 | 2分以上 | 火薬量 | 約50g |
携帯用信号炎管 | |||
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燃焼時間 | 5分 | 火薬量 | 約155g |
光度 | 140カンデラ | 寸法 | φ36.6mm×188mm |
有効期限 | 5年 |
地下鉄用信号炎管(煙少品) | |||
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燃焼時間 | 5分 | 火薬量 | 約155g |
光度 | 180カンデラ | 寸法 | φ36.6mm×188mm |
有効期限 | 5年 |
携帯用信号炎管(左)
地下鉄用信号炎管(右)
車両用信号炎管
車両用信号炎管は1962年に発生した、三河島事故を契機に、旧国鉄の安全対策として開発されたものです。
信号炎管は列車の運転室の屋上に固定された点火装置の中に装填され、運転士が非常事態を発見した時に室内の紐を引くと、直ちに連動発炎し、対向列車に停止信号を送るものです。
燃焼時間 | 5分 | 火薬量 | 約410g |
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光度 | 400カンデラ | 寸法 | φ55.6mm×265mm |
有効期限 | 製造後4年 装着後2年 |
車両用点火装置SA型・SB型
列車の運転席の屋上に固定されていて、運転手の操作により、直ちに発炎し、対向列車への緊急停止信号を行う装置です。