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代表取締役社長 廣橋 賢一

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当社グループの平成28年度上半期(平成28年4月1日から平成28年9月30日まで)が終了いたしましたので、決算の概要および今後の事業展開につきましてご報告申し上げます。

平成28年度上半期の実績について

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかな回復基調で推移しました。先行きについては、不安定な海外経済を背景とする円高傾向、資源国・途上国の景気下振れリスク、イギリスのEU離脱問題等、依然として不透明な状況が続いています。
上半期の売上高については、化学品事業部門においては、産業用爆薬は土木事業向け含水爆薬および硝安油剤爆薬が堅調に推移し増販となりました。自動車用緊急保安炎筒は、新車装着向けは増販となりましたが、車検交換向けは通常品、ガラス破壊機能付き共に減販となり、全体では減販となりました。鉄道用および高速道路用の信号炎管は微減となりました。
受託評価分野においては、危険性評価試験、電池試験とも減販となりました。
化成品分野においては、パルプ漂白用の塩素酸ナトリウムは増販となりました。固体推進薬の原料である過塩素酸アンモニウムは、H-Ⅱロケットの打上げ回数の減少により減販となりました。除草剤は増販となりました。また過塩素酸は為替の影響で微減となりました。電極は海水電解用の需要減により減販となりました。
電子材料分野においては、機能性コンデンサ向けのピロール関連製品、チオフェン系材料、トナー用電荷調整剤は増販となり、イオン導電材料は横ばいとなりました。一方、電気二重層キャパシタ用電解液およびアルミ電解コンデンサ向け材料は海外向け需要が低迷し減販となりました。
ボトリング事業部門は、主力製品である茶系飲料が堅調だったことに加え、缶珈琲は新製品の販売増により増販となりました。委託品も炭酸飲料の販売が好調だったことにより増販となりました。
産業用部材事業部門は、シリコンウェーハは、微減となりました。
金属加工品は、アンカーが微減に、リテーナ、自動窓拭き洗浄装置、ろ布は増販となりました。ばね・座金製品も増販となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、238億3千1百万円(前年同期比 11億7千3百万円増 同5.2%増)となりました。
また、連結営業利益は3億9千3百万円(前年同期比 4千4百万円減 同10.1%減)、連結経常利益は4億4千3百万円(前年同期比 3千5百万円減 同7.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2億5千4百万円(前年同期比 1千1百万円減 同4.3%減)となりました。

平成28年度通期の見通しと今後の取り組み

本事業年度は、4ヵ年の中期経営計画「礎100」の2年目となります。「礎100」の3つの拡大戦略「成長基盤強化」、「収益基盤強化」、「グループ経営基盤強化」を遂行する上での諸施策に取り組んでおり、これらを背景に本事業年度の連結業績予想として連結売上高510億円、連結営業利益12億円、連結経常利益13億円、親会社株主に帰属する当期純利益6億5千万円を見込んでおります。
平成28年2月、当社は合成樹脂原料を扱う商社である三協実業(株)の全株式を取得し、子会社といたしました。これによりカーリットグループは新たに合成樹脂分野へ参入することとなりました。また、平成28年4月、連結子会社の並田機工(株)において、ベトナムドンナイ省に「NAMITA VIETNAM CO.,LTD.」を設立し、当社グループ初の海外生産拠点の確立を目指しています。
R&Dセンターでの研究開発活動として、昨年のサーモグラフィー分野への参入に続き、新たにボトリング事業において排出される茶殻から有効成分を抽出するバイオリファイナリー技術を開発するなど、新たな事業基盤を確立してまいります。
カーリットグループは、平成30年に創業100周年を迎えます。さらにその先の100年を見据え、投資家の皆さまを始めとしたステークホルダーの方々の信頼のもと、事業を推進してまいります。
株主・投資家の皆さまには引き続き、ご支援・ご鞭撻賜りますよう心よりお願い申し上げます。

連結業績ハイライト