未知への挑戦者たち

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R&Dセンター 環境エネルギー研究所
カーリットを選んだ理由 今後の目標
現在の仕事 学生のみなさんへ
これまでに一番印象に残っている仕事 ある1日のスケジュール

1.カーリットを選んだ理由

元々進学時より研究開発職に就きたいという希望がありました。卒論・修論研究を経て、学んだことを活かせること、自分なりの創意工夫で新たな物を作れる仕事をしたいと思い、化学系メーカーを中心に探しました。実は私が当社を調べた時点で理系の募集は終了していたのですが、どうしても興味があったので人事担当者に直接電話し、何とか文系の説明会に参加させてもらうことができました。恐らく理系の採用枠は電話をした時点で既に埋まっていたと思いますが、熱意が通じたのか、面接を経て最終的には内定をいただきました。他社の説明会や研究所訪問に参加してもなかなかしっくりくるところがなかったため、企業規模や事業内容が志望にマッチしており、自分を必要としてくれる当社が一番だろうと考えて他社の活動は辞めました。当時はインターンシップはほとんどなく、社風などの比較も難しかったのですが、当社を選んだのは良い選択だったと思います。

2.現在の仕事

R&Dセンターに所属しています。当センターは、当社グループが保有する技術を応用した新製品の開発や、数年先での新規事業の創出・拡大を目標として研究開発を実施している部署です。私は蓄電や発電などエネルギーデバイス関連の開発を行うグループにいます。私自身も研究テーマを持って進めていますが、グループリーダーとして各担当者と実験内容について議論し、上司の方針を基に今後の指示を出すような仕事が多くなっています。また、共同研究先の会社や、当社の開発品のユーザー企業など、外部の研究開発職の方々との打合せも頻繁にあります。

3.これまでに一番印象に残っている仕事

数年前に有機系太陽電池に関する材料開発に着手しました。この分野はまだ製品化には至っておらず、私の研究は実用的な長期耐久性と特性を両立させる材料の開発であり、実現できれば実用化に目途をつける重要なものでした。しかも他社では誰も実施していない内容のため、得られる結果は新しいものばかり。1年半~2年くらいでしょうか、文字通り朝から晩までのめり込んで実験を進めました。得られた成果は特許も成立し、学会でも発表しました。現在は製品化の準備段階です。うれしかったのは、この材料開発に関して学会での講演を依頼されたことですね。毎年何件もあるうちの一講演にすぎませんが、私にはこれまでで一番印象に残っています。

4.今後の目標

現在個人の研究テーマもありますが、それ以外の案件についても社内外問わず色々な段階の会議等に参加させてもらっています。その時々で自分に求められていることを確実に達成して自分の経験としていき、まずは、現在携わっている大きなプロジェクトを成功させることが当面の目標です。

5.学生のみなさんへ

学生時代に「これだけは自分として精いっぱいがんばった」と言えることが何かひとつでもあるといいのではないでしょうか。効率良く仕事をしていくことも非常に大事ですが、特に研究開発職では要領良く“処理する”だけではブレイクスルーは出てきません。壁にぶつかったときには、ひたすら突き詰めていかなければ先は見えてこないものですが、社会人になって最初のうちは学生時代に突き詰めて努力した経験が糧となってがんばれると思います。ただ、仕事をするうえでは引き出しが多いと助かることも。固執はせず、色々な経験をしてください。
研究内容について言えば、学生時の研究内容がそのまま延長することはありませんし、研究テーマの変更は多いものです。仮にその分野の経験が浅くても、任されれば個々人が自律的に開発を進めなくてはいけません。もちろん上司がフォローしますが、最終的には任された研究者本人が一番詳しくなっているべきです。意識して努力してもらえればうれしいですね。
ちなみに私が好きな言葉は「自由自律」。出身高校の校訓で、よくある言葉だと思いますが、特に研究開発職の仕事をする上で大事なことだと考えています。

6.ある1日のスケジュール

9:30 開発品の評価状況や今後の開発方針について他社の研究員の方との打合せ(都内某所)
11:00 (1社目とは別の案件で) 他社の開発メンバーの方との技術進捗会議 (都内某所)
12:00 昼食後、新幹線でR&Dセンターに移動。移動しながら打合せ内容まとめ。
15:00 仕掛けていた実験の状況確認。
15:30 不在時に届いていた他社からの連絡・メールへの対応
16:00 グループメンバーの当日の実験結果・進捗について軽く打合せ。
16:45 <定時>