リスクマネジメント体制

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リスクマネジメントの基本的な考え方

当社グループにおける各事業を取り巻く様々なリスク事象を網羅的に洗い出し、各リスク項目の影響度合・発生頻度に基づいて、重要な事業等のリスクを特定します。
特定したリスクの特質に応じ、カーリットホールディングス各部門を中心として顕在化しているリスクの影響を低減する対策と、発生可能性を低減する対策を適切に講じることで、事業の継続や経営への影響を最小限に留めるよう努めます。
リスクアセスメントを定期的に実施することでリスク対策の有効性を客観的に検証するとともに、新たなリスクを認識・評価を行います。

リスクマネジメント体制

経営のリスクについては、代表取締役社長が委員長を務めるグループリスクマネジメント委員会にて、リスクの収集・分析し、経営への影響度の大きい重要リスクを選定します。必要に応じ、グループESG推進委員会、コンプライアンス委員会からも報告を受け、検討された事項を取締役会で審議します。

リスクマネジメント体制

「重要リスク」の選定

取締役会にてリスクアセスメントによって洗い出したリスクから重要リスクを認識し、リスク回避方法および対処方針を協議・決定します。

リスクアセスメントの流れ
リスクアセスメントの流れ

リスクマップ

グループリスクマネジメント委員会によるワークショップの結果を踏まえ、取締役会にてリスクマップを決定しました。リスクマップはリスクアセスメントの結果に応じて毎年改訂します。現時点において、当社グループが認識している重要リスクを赤字にて示しています。

リスクマップ

重要リスクの概要と対策状況

リスク項目 概要 具体策
技術革新 電子材料製品、機能性材料製品、シリコンウェーハ製品等において、技術革新により既存製品が陳腐化するリスク 製造、営業、開発が定期的に情報共有する会議体を設置
研究開発委員会にて開発状況を経営層と共有
市場動向変動 市場動向変動はグループ全体に影響を与える可能性があるが、その中でもボトリング事業において、取引先の販売戦略および天候等の状況変化により、需要が変化するリスク 製造・販売・品質保証が一体となる組織体制と会議体を構築することで、ブランド各社との関係を強化し、安定受注に努める
原材料調達 原材料について、安定調達が妨げられることにより、顧客への供給に支障をきたすリスク、および原材料、燃料価格等の変動により、業績および財務状況に影響を及ぼすリスク 原材料調達にあたり、複数社購買を採用し、購入ルートを複数確保することでリスクを分散
為替相場変動 円安変動により、輸入原材料が高騰するリスク 一部の顧客に対し、為替影響を販売価格へ反映させる契約を締結
一部の輸入品については、為替予約により仕入価格を予め確定させ影響を軽減
電子材料製品、機能性材料製品、シリコンウェーハ製品等について、円高変動により輸出製品の価格競争力が低下するリスク
事故・災害 危険物を取り扱う工場での大規模な事故・災害による、設備および人的資源への損害リスクや、事業活動の中断等が発生するリスク 危険物を取り扱う工場では、工場の定期巡視による未然防止の実施および消火訓練等の強化を規程化し実施
品質 製品の欠陥、品質問題による、当社の信用低下リスクや、代替製品の調達過程における追加費用が発生するリスク 品質管理体制強化等を目的とした会議体を設置し、品質問題の兆候の段階から情報共有する取組みを実施
法的規制 法的規制が強まることにより、一部の原材料が使用禁止になる等、対象製品の製造・販売に支障が生じるリスク 化学品事業分野では、環境問題、化学物質等の法規制改正動向を常に注視し、並行して代替製品の導入を検討
訴訟 事業活動および知的財産権について、訴訟等、法的手続きの対象になることによる、財務状況悪化リスクや、当社の信用低下が発生するリスク 契約締結・取引開始時の所轄部門による審査を規程に基づいて実施
トラブル発生時の適切な初動対応を研修を行い指導
資産評価変動 固定資産に対する回収可能額が帳簿価額を下回ることにより、財務状況が悪化するリスク 固定資産の投資案件は、投資の妥当性を諮る会議を設けており、可能な限りのリスクを抽出したうえで決定
景気変動などにより、保有有価証券等の価値が大幅に下落するリスク 有価証券は保有株の目的を定期的に明らかにし、必要のない株を売ることで株の変動リスクを低減
パンデミック 当社グループで人流変化による影響が大きいボトリング事業において、外出制限等により財務状況が悪化するリスク ボトリング事業において、ブランド各社との関係強化により安定受注に努める
従業員において感染者が発生することにより、事業活動に支障をきたすリスク 政府の防止策に則った従業員行動の周知徹底、および、感染者発生時の対応方法の整備による拡大防止
自然災害 地震、津波、台風、大雨などによる、生産設備、人的資源への損害リスク、および顧客の需要動向変化のリスク BCPの策定
従業員およびその家族に対する安全確認システム導入
生産設備に関して各災害における保険を適用
情報セキュリティ 外部からの攻撃や、内部的過失等により、情報漏洩や、破壊、改ざんまたは情報システムの停止が発生するリスク 規程に基づき、IT セキュリティ等の強化策を継続的に実施
管理体制の構築ならびに従業員教育
金利変動 金利の上昇により財務状況が悪化するリスク 規程に基づき、金利スワップの実施等でリスクを分散