Message from
the Exective General Manager of
Research & Development Headquarters
研究開発本部長 メッセージ

2021年度より日本カーリット㈱に研究開発部門を移管することによって、研究開発・営業・製造の3部門が連携した新製品開発体制となりました。また、移管した研究開発部門内に、部門連係の強化と製品の開発スピードの向上を図ることを目的とした開発部を設置しました。一方、R&Dセンターにおいては、研究開発業務の実務組織としての役割を果たすために、研究業務と開発業務のバランスを重視し、少数精鋭の組織で取り組んでいます。研究業務に関しては当社が得意とする製品技術の深化と進化によるオンリーワン技術の確立を目指した研究力強化を目標としています。今後、開発する新製品の高付加価値化の為に核となるコア技術に新たな「カーリットらしさ」を盛り込めるようにしたいと考えています。

日本カーリット(株)
研究開発本部R&Dセンター長
相澤 恭

コア技術を個性とした研究開発活動

当社が創業以来、コア技術として追求してきた食塩電解技術は、創業理念である国内の「豊かな水資源」、水力発電による「電気」、海洋資源である「食塩」の組み合わせによる我が国の自然環境と調和したオールジャパンのモノづくりを具現化するための技術でした。その後、この創業理念のもと、コア技術である食塩電解技術を発展させながら様々な製品開発を行い、今日まで至っています。
近年のグローバル化の流れのなかで、急激な外的変化にさらされていますが、このコア技術を自社の個性として深化させ、他社には無い個性的な新製品を生み出す姿勢は、引き続き研究開発の基本方針として大切にしたいと考えています。

研究開発の強み・体制をみる

研究開発方針

  • 自社コア技術の進化による新たなロングライフ製品の開発
  • 変化に対応したスピード感のある新たな高付加価値材料の開発

研究開発戦略

「モビリティ分野」、「エレクトロニクス分野」、「ライフサイエンス分野」の3つを研究開発の注力分野として想定しています。
モビリティ分野については、EV用リチウムバッテリーを中心とした電池試験サービス事業、ロケット推進薬事業などに主軸を置き、開発テーマとしたいと考えています。エレクトロニクス分野については、次世代の顧客ニーズに対応した電子材料事業、グループ会社のシリコンテクノロジー社と連携した半導体関連事業に注力し、開発を進める予定です。さらに、ライフサイエンス分野については、地球環境や人の暮らしをテーマとしたバイオポリマー事業、化粧品原料事業を中心とした開発テーマを想定しています。

お問い合わせ

日本カーリット株式会社 R&Dセンター
0279-23-8813
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