R&D Strengths and System研究開発の強み・体制

日本カーリットRDCの強み

カーリットグループは継続可能な社会に貢献するために、"化学"と"技術"の力をあわせ、人びとの幸せな暮らしを支えていきます。

コア技術を個性とした研究開発活動

当社が創業以来、コア技術として追求してきた食塩電解技術は、創業理念である国内の「豊かな水資源」、水力発電による「電気」、海洋資源である「食塩」の組み合わせによる我が国の自然環境と調和したオールジャパンのモノづくりを具現化するための技術でした。その後、この創業理念のもと、コア技術である食塩電解技術を発展させながら様々な製品開発を行い、今日まで至っています。
近年のグローバル化の流れのなかで、急激な外的変化にさらされていますが、このコア技術を自社の個性として深化させ、他社には無い個性的な新製品を生み出す姿勢は、引き続き研究開発の基本方針として大切にしたいと考えています。
一方、社会変化のなかで、CO2排出削減や環境汚染物質を排出しない製品の研究開発が、化学品製造業に対して求められています。時代のニーズに合った製品の開発は、無機化学や電気化学を基盤とした当社コア技術との親和性が高く、これらグリーンケミストリー(GC)やDXと融合させたグリーントランスフォーメーション(GX)の実現によるモノ作り手法を、今後の当社のコア技術の中に組み込んで行きたいと考えています。

潜在市場を目指した三位一体の開発戦略

基本的には可視化されていない潜在市場に対して新商品を投入することによって市場参入を図る開発戦略を検討しています。そして、そのためには、少し先回り(予測)の開発が重要であると考えています。
この先回りの加減は非常に難しく、先過ぎると予想が外れる可能性が高く、手前過ぎると開発が間に合わないことが見込まれます。この絶妙なタイミングを達成するには、全社的な開発業務への取り組みが必須となります。
そのために、まずは顧客のインサイトまで踏み込んだ深いマーケティングを行う必要があり、顧客窓口である営業本部との密接な連携は必須です。また、上市タイミングを逃さないために、研究開発から素早く製品化に結び付けるためのスピード感も大切です。そこでは、生産本部と共同開発を行い、連携を深め、シームレスな製品化を目指しています。
この三本部による密接な連携(三位一体)があって、初めてこの難易度が高い少し先回りの開発を目指すことができると考えています。

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